2019年1月10日木曜日
新年(とピアス)あけましておめでとうございます
ふと空を見ると雪が舞いおりる、そんな季節になりました。南方の海の街から来た私にとってはいまだ目新しい景色です。跳躍一年峯村です。もうすぐ後期セメスターも終わりが近づいていますが、今期から自分の姿勢について考え直したのでそのことについて書きたいと思います。
夏休み中、大学生活で何を達成したいかについて考え始めました。きっかけは2回の渡米です。そこで日本人、アメリカ人も含め様々な人と出会いました。(偶然、100と七種のワシントン州高校生チャンピオンとも知り合いました!)その出会いを通して思ったことは、やはり一年間留学したい、そして留学に向けての取り組みはそんなに甘いものではない、ということでした。語学力、成績、1年間の具体的なビジョン、etc…事前に必要なことは山程あります。危機感を覚え本気で留学について計画を立て始めました。
2年の夏から留学すると留年せずに卒業できます。しかし部活ができる期間がそれだけ中途半端になります。帰ってきたところで就活を始めるため部活には専念できません。3年の夏から留学すれば陸上も一区切りできる、いいタイミングだと思いましたが就活のために留年することになります。家族には留年を反対されました。しかし、親と話し合い、留学を経験した先輩の話を聞き、考えた末見えてきたのは、やはり陸上がしたいという思いでした。
自分には何が大切なのか。勉強か、陸上か。
この冬見つけた答えは、"両方やりきる"です。
両立は簡単なことではありません。留学をするために学友会を諦めた人は大勢います。中途半端にになるくらいなら片方切った方がいい。何度も色んな所で言われました。この考え方も一理あると思います。納得できます。しかし"留学に向けた活動と陸上を両立する"それ自体にも達成する価値があるのではないかと思うのです。私にはロールモデルとしている先輩がいます。一年間の留学と他にも様々な活動や学会に関わり、経済学部のエリートコースとも言える5年間修士コースを修了し超一流企業に就職して活躍している、一方で学部時代は学友会でチアリーダーを務めるなど部活でも中核を担う存在であった人です。
両立する。どちらもやりきる。それだけで達成できたら凄いことではないかと思うのです。
決めたとはいえ、やはり両者の追求は難しいです。練習後に図書館に出向くことも、5限のグロゼミで脳みそ絞りきった後に遅れて部活行くのも正直しんどい時があります。しかしその状況をチャンスと捉えることが大切かなと思うようにしました。自主練している先輩に走り方やドリルを教わったり、ニガテなメニューにフォーカスして取り組んだり、自分にある時間を効果的に使う方法を考えました。
結果、エンドレスリレーの日に「走り方変わったね」と先輩方に言ってもらえたので、今までの積み重ねが少しずつ芽を出し始めたかなと嬉しく思いました。来シーズンでは棒高でそれなりに形になる跳躍ができるようになりたいです。そのためにはまだ基礎体力が足りないので、道のりは長いです。焦らず着実に力をつけていきたいです。
陸上に対して人それぞれの価値観があると思います。陸上に専心してる人も、陸上以外にも大切なものを抱えている人もいるでしょう。お互いの異なる価値観を尊重し合い、陸上が好きという共通の思いで繋がり高め合える、そんな陸上部であり続けてほしいです。
何人か一年生が去りました。彼らの大切にするものを尊重したいので、辞めたことを咎める気はありません。でも両立を目指す同志がいてくれたら嬉しいのにな…と身勝手にも寂しく感じた次第です。
長くなりました。この先も成人式やらTOEFLやらで合練に参加できない日が続くので、自身の状況について発信したい所存でこの場をお借りました。最後まで読んでいただきありがとうございました。